2013/07/27

naganotabi 5

 






 
 


 
 
 
 
2013.7.2
 
長野旅最終日も眩しいほどの晴れ。
昨日の夜は雷と雨が凄かったのに。やはり、日頃の行いが・・・と、都合良く考えて、この日は安曇野ちひろ美術館へ。穂高から少し離れて信濃松川駅まで。天気が良かったので、ここでもレンタサイクルを借りることに。私の地元もかなりの田舎だけど、ここもまた然り。
でも、なんとなく山の感じが違う気がした。
ただ同じことは、人がほとんど歩いていないこと。鼻歌まじりで自転車かっとばしました。
 
ちひろ美術館は、思っていた以上に良いところで、ここでも予想通り?の長居。
(また、ここにも良い椅子がたくさんあるんです。ほんと、この安曇野周辺は、人を長居させるための魅惑の椅子がたくさんある。)
 
絵を見たり、絵本を読んだり、椅子に座ってぼっーとしたり、だらだらしたり。
そんなこんなで時間はあっという間に過ぎてしまい、予定していた電車を1本遅らせて帰ることに。お昼も食べてなかったから、帰りにかぼちゃやま農場というところで(レンタサイクルの方がおすすめしていた!)フレッシュいちごアイスクリームを買いに寄り道。が、ここで、アクシデント発生!!
 
優雅な時間よ、さようなら。
ここから、私、もう最悪。
 
アイス頼んだ後、この売店の時計が狂ってることに気が付く。一時間早いぞ、って。なんでだろう、まっ、いっか。そういうこともあるよね。あとでおばさんに教えてあげよう。
でも、嫌な予感がしたのでしょうね、私。携帯ひらいたら、売店の時計と同じ時間。狂ってる。いや、待てよ。携帯は狂わない。じゃ、私?・・・私、狂ってる。
 
そう、私の時計が狂ってた!
そこからは、もう大変。
でも、せっかくのアイスクリーム、ちゃんと味わって食べたかったし、お土産も買いたかったから、いいや、もう次の電車で帰ろうって思って、時刻表見せてもらったら、開いた口がふさがらなかった。だって、ただでさえ1本遅らせてるのに、それにはもちろん間に合ないし(ってか、もう発車してるし)、その次の電車は今から10分後に発車だし、そして、その次はなんと2時間後・・・。
タイミング悪すぎ。日頃の行いか・・・
 
10分後の電車だと、今から自転車かっ飛ばしても、ギリか、無理か、ほんとに微妙な時間。すごく悩んだけど、もうこの次の10分後に乗らなかったら、東京帰るのも遅くなるし、明日仕事だし、って、色々考えて、気が付いたら、アイス片手に自転車乗ってたよね。
 
帰りは爽快な下り坂。ゆずの夏色のように、ゆっくりゆっくりは下らず、もう猛スピードで。
そして、段差がある度に、コーンに溜まったアイスクリームが、跳ねる、飛び散る、かかる。
服に、顔に、髪に、極めつけは目の中まで。
目の中に入った瞬間は、もう涙が出そうだったよね。
 
それでも涙こらえて、べとべとになりながらも、アイスは離さず。
一瞬だけ、田んぼに投げ捨てようかとも思ったけど・・・やめましたよ。
 
そして、はい、間に合いました。
レンタサイクルの利用時間も過ぎてたんだけど、係の方がとても親切な方で、事情話したら「いいよ、いいよ」って。お礼もきちんと出来ぬまま、駅へと猛ダッシュしました。
切符買って、ホームに入って、はあ間に合って良かった!と思ったのも束の間。
鞄の中に見知らぬ鍵・・・。
 
私、レンタサイクルのコインロッカーに荷物置いてきてる。
 
このまま東京帰れないということで、またもや猛ダッシュ。
駅員さんに事情を話し、下校途中の中高生をかき分け、荷物をゲットし、見事発車ギリギリの電車に間に合いました。
 
ちなみにまだこの時もアイスは健在で、自由の女神ならぬ、なんでしょう・・・ただの変なおばさん、か。
溶けたアイス片手に、べとべとの液体つけて、猛ダッシュするおばさん。我ながら、怖い。
 
 駅員さんと中高生の冷ややかな目が忘れられません。
 
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武勇伝のように書きなぐりましたが、ただの恥ずかしい話。
ほんと、どうしようもないアラサ―女のお話です。
 
でも、これが、私、なのです。とほほ。
 
全部読んでくださった方、どうもありがとうございました。
長野ひとり旅シリーズは、これでおしまいです。
 
 
 
 
 
 
 
natsukinoki
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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