2017/04/24

ささやかな幸せや、可笑しみや、悲しみのなかで

あー髪きりたいなー。
あー新しい靴もほしいなー。
あーでもお金ないなー。
あー歯医者もどうしうようかなー。
あーここ気になるなー。
あーあのタケノコ美味しかったなー。
あーあれ大丈夫かなー。
あーやっぱりあの人苦手だなー。
あーはやく週末にならないかなー。
あー楽しみだなー。
あーあーあーあー……

そういう、ささやかな幸せや、可笑しみや、悲しみなんかを携えた日々の生活を、営みを、
ボタン一つで簡単にブッ飛ばさないでほしい。


今日、区から時々配信される情報メール(このメールは、区内で起きる、もしくは起きた気象情報や警報、注意報、停電情報、事件、事故、不審者情報なんかが配信される。)で、
「弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について」という件名のメールがきた。

こういうきな臭い、緊迫した情勢っていうのは、テレビのニュースや新聞からも目や耳に入ってはいたけど、
あーやだなーこわいなーと思う一方で、いまいち実感が湧かないのも事実だった。
だって、爆弾なんて落とされたこともないし、見たこともない。
知っているのは全部誰かから、間接的に見たり聞いたりした話。
想像はできるけど、あくまで想像。体験ではない。
(でも、このまえ、爆弾が落とされる夢を見た。あくまで夢だけど、状況は妙にリアルで、すごくすごく怖かった…)

だけど、このメールを見て「いよいよ日本も?!ほんとうに戦争になっちゃうの?!」って、ドキッとしてしまった。(実際、メールの件名が「弾道ミサイルが落下する可能性がある…」で切れていたので、超ビビった。)
もちろん、”非常時のための”対策?であって、こういう問い合わせが多かったから敢えて通知したのかもしれないし、備えあれば憂いなしっていうことなんだろうけど、でもねえ…。
メールには、「…ミサイルが発射され、日本に落下される可能性がある場合は防災行政無線からサイレン音とメッセージが流れます。屋内にいる場合は、窓から離れ身の安全を確保しましょう。屋外にいる場合は、近くの頑丈な建物や地下街に避難しましょう。…」って書いてあったけど…

えっ、避難して助かるんだろうか…
それに発射して10分くらいで日本に来るって他のサイトに書いてあるけど…
頑丈な建物って…だって爆弾って…
そもそもちゃんと国は教えてくれるの…

と、備えはないけど、憂いだらけ。
色々と想うところはたくさん、たくさん、
日本の政治なんかについても色々あるけど…

けど、強く想うのは、
ささやかでも、それぞれが、それぞれに大切にしている暮らしの中に、
爆弾なんて登場させないでほしい。




爆弾は本や映画の世界だけであってほしい。

natsukinoki

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