どこかで蛙が鳴いている？

どこかで蛙が鳴いている？
ここ、東京練馬のマンション4階。
いくら練馬でも、こんなにゲコゲコ鳴いているの、聞いたことなかったけど。
それとも頭痛で頭カチ割れそうなわたしの幻聴か？
あっ、でも、ほら、また聞こえた、ギーコギーコ。あれ、ゲーコゲーコ？

蛙か？やっぱり蛙か？
隣の部屋の人が、蛙飼ったか？ヒキガエルか？ゲー

それからしばらくして、洗面所の前を通ったとき、鳴き声の正体がわかりました。
御年20歳、近いかしら、我が家の洗濯機ちゃんでした！わお！
最近音や動きが怪しいもんなー。
って、そりゃそうだよなー。
扱いの良くない我が家で、毎日よく働いてくれています。

で、蛙ではなかった。
わたしの幻聴でもなかった。
隣の人も蛙飼ってなかった。

そんな春の麗らかな日。

Uonuma Nigata Japan 2018

写真はこちら、ほんとに蛙の大合唱が聞こえる新潟魚沼6月の頃でございます。

natsukinoki

無駄な時間ほど愛おしい

私、お金にならないことはしないから！
と、ドラマのなかの強気な女性。
私、お金にならないことしかしていないなあ。
と、ドラマを見る弱気な私。

そしてそれは、誰かの役に立つことでもなく、
無くてもさして困らず、強く求められもせず、
書いていてだんだん切なくなるのだけど、
その通りで。
じゃ何のためにやっているのかと言われれば、
やっぱり楽しいから！だけとも言えない自分もいて。
じゃ結局何なんだよ！と、よくよく考えれば、

やっぱりやっぱりそれは、
自分のためなのかなあ、と思う。

結局は自分かい！自己満かい！と、なるんだけど、
自分が自分であるための大切な時間。
他人様から見れば、ひどく無駄で、何やってんのって時間かもしれないけれど、
私が、私であるために、この時間を大事にしなくちゃいけないんだ。
そう自分で自分を励まして、盛り上げて、眠たい眼をこすらないよう気を付けつつ、
今日もこのブログを半目で綴っております。笑

無駄な時間ほど愛おしい。

そして、尊い。

だけど同時に、とてつもなく儚い。

最近はより一層身に染みて感じています。



Nerima Tokyo Japan 2021

natsukinoki

hikari

Nerima Tokyo Japan 2022

ついこの間まで、手を繋がないと上れなかったのに…
あっという間に遠くへ行ってしまうんだろうね。
嬉しいような、寂しいような。
頼もしい後ろ姿と、その先の光。

natsukinoki

あの春の始まりの匂い

近所の花屋で買ったチューリップ。1本150円。

匂いを嗅いだら、実家の、新潟魚沼の、あの春の始まりの匂いがした。

長い長い冬が終わって、雪が解けて、春のやわらかな陽のなか、植物も動物もみんな嬉しそうにしてきらきら輝く、あの春の始まりの匂い。
買ったチューリップは何処から来たのかわからないけれど、同じ匂いがしたのが嬉しくて、鼻いっぱいに吸い込む。

魚沼の里にも春が来ただろうか。

わたしと同じように、魚沼に暮らす父母も、嬉しくて鼻いっぱい吸い込んでいるだろうか、あの春の始まりの匂いを。

natsukinoki