2011/08/31

笑う鬼






最近、よく前歯のない人たちに出会う。

まず、うちのおじいちゃん。

↑ 散歩の途中に転んでしまい、前歯2本が折れてしまったもよう。


次に、児童館に来る子どもたち。

↑ 今日も1人とれた。



前歯のない人たちが笑うと、

かわいい。


老いも若きも 

みんな 

かわいい。


私もこれから先、前歯がなくなった時には、

とびきりの笑顔をしよう。


natsukinoki





2011/08/28

直島の猫のこと

旅先1日目。
猫が死んだ。
直島で出会った野良猫。
漁村の猫だった。
強く逞しい顔をしていた。
だけど、その顔からは想像もできない撫で声を出してきて、私たちの近くに寄ってきた。
きっと観光客からよく餌をもらっていたのだろう。

旅路を急いでいた彼に促され、私はその猫と別れようとした。
出会って1分もしない出来事だった。

車に轢かれてしまった。

嫌な予感はした。
だけど、車も猫も気付くと思った。
大丈夫だと思った。

でも、違った。

猫は口から血を吐き、尿を出し、そして、動かなくなった。
生きていたものが、死ぬまで。
初めて目の当たりにした。
生き物は尿が漏れると、もうだめらしい。

雨がしとしとと降ってきた。

死ぬ前に猫は、勇ましい声を出して死んだ。
威嚇してるような声にも聞こえたけど、考えてみれば「まだ生きたい」という魂の雄叫びだったのかもしれない。

私は猫が死ぬ瞬間を見れなかった。
何もできなかった。

その日は、もう
ただただ、泣いていた。

私がどれだけ涙を流したって、どれだけ思い返したって、猫は戻ってこないのに。
でも、気付くと涙が出ていた。

人間は愚かだと思った。
自分が嫌になった。

彼に弁明してる自分。
自分自身に弁明してる自分。
命の重さとは?運命とは?

そんなこと、猫にはもう関係ない。
あの猫は、戻ってこない。

夕方、海には虹が出ていた。

それを見て、また泣いた。
私はその日、27歳になった。

natsukinoki

2011/08/23

大切なものは、そう多くはない。


たくさんのことを求めすぎると、


本当に大切なものを見失いそうだ。


natsukinoki




2011/08/20

瀬戸内 島巡り


旅先2日目

直島


















旅先3日目
                        
女木島
別名 鬼が島















青い空、海がとてもきれいだった。

人間が造れるものには限りあるけど、

それでも

人間は造ることをやめないと思う。


natsukinoki





2011/08/14

あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする。

トビアス・レーベルガー「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」

旅先3日目。

この日は朝から彼と言い合いになってしまい、急遽別行動をとることに。
というか、私がそう言ったのだけどさ。
とほほのほ、だよね。我ながら。

だからこの作品(今はレストラン)を私は見れなかったけど、タイトルにぐっときたので。
次、瀬戸内行く時は必ず訪れたい。

8月始め、瀬戸内海に浮かぶアートな島々を巡ってきました。主に直島、そして、高松にも。

ちなみに別行動になった3日目は、彼は上の作品がある豊島「てしま」に、対する私は女木島「めぎじま」へ。
女木島は別名「鬼ヶ島」とも呼ばれていて、あの有名な桃太郎に出てくる鬼の島のモデルだそう。桃太郎はお供を連れて行ったけど、私はひとりぽっちでね。へへ。







美しい景色や作品をたくさん見ることができました。
写真もいっぱい撮りました。

だけど、写真や文章には表わせないようなことも。


この旅で私は27歳を迎えました。

natskinoki

2011/08/11

忘れられない


旅先での出来事。

まだきちんと文章にして伝えられないけど、決して忘れちゃいけない、いや忘れられない事。

あの日の出来事とあの言葉が、時々私の頭の中でループする。

でも、それでも、生きてゆかねば。

natsukinoki