2014/08/24

夏休みの宿題

まだまだ夏の暑さは続くだろうけれど、夜は虫の音が聞こえるように。
この季節になると思いだす苦い思い出。
それは私がまだ小学生の頃。夏休み最終日の夜。
実家の居間で家族に見守られながら、というか母親には怒られながら、宿題(主に自由研究)をした思い出。終わらないよおぉ~小学生の私は泣きながらやっていた。
泣くなら早めに終わらせれば良いものを・・・

でも、二十数年たった今でもそれはあんまり変わらなくて、締め切りのあるものはだいたいぎりぎりになってしまう、成長しない私。
そんな話を彼にすると、彼は全く正反対のようで、夏休みの宿題は真っ先に終わらせていたとか。
すっ、すばらしい・・・

新聞にもそんな記事が載っていました。
あなたは夏休みの宿題、早く終わらす派?終わらせられない派?




新聞のアンケート結果では、早く終わらせる派と終わらせられない派、半々くらいでした。

natsukinoki



2014/08/23

余分な時間

風邪ひきました。
長い長い旅行から帰ってきて・・・(友達のブログにも同じようなことが書いてありましたが・・・)
ほっとしたのか、なんなのか。

でも長い長い休み明け、さすがに休むのはきまりが悪いし、ええい気合いで乗り切れ!と、だるだるガラガラ声で仕事行ったら、どうもこじらせたようで。さらなる悪化。ちょうどいつも行っている病院が休みだったこともあり、なかなか病院にも行けず。
やっとこさ病院行って見てもらったら、これは気合いでは治りそうなものではありませんでした。
たんまりお薬いただいて。やっつけてもらおうと思います。

なので、今週末の予定は全部取り止めて。
まっさらに空いた週末。
ゆっくりお家で休もうと思います。

でも、こういう時に限って、悩みの種が頭の中を占拠してしまうのよね。
考えてもどうしようもない考え事をぐーるぐる。
考えない練習をしないといけません、私。
ほんとは大きな声で歌ったり、プールで思いきり泳いだりしたいんだけど、今は出来ないから、ブックオフで大量購入した本を読んでいます。


さっき読み終わった江國香織さんの「ホリー・ガーデン」は、今私が考えていることと不思議とリンクするところがあって(もちろん、環境も設定もぜんぜん違うんだけど)なんかすとんと、落ちるものがありました。うまく言葉では表現できないんだけど。
江國さんの本って前にもそういうことがあって、縁というかなんというか、そんなものを感じます、勝手に。

人からすすめられた本って、なかなか手がのびないくせに(もちろん好みのものだと別なんだけど)
自分からはけっこう人に本をすすめたくなる。なんて奴でしょう。
本当はこの本もあの人に読んでほしいなって思ったけど、今回はこのブログで留めておこうと思います。
気になった人は読んでみてください。もう10年以上も前に出版された本ですが、私と同じくらいの世代の女性には何かしら通ずるものがあるんじゃないかしら、とこれまた勝手に思うのであります。

30歳を目前にした二人(果歩と静枝)と二人をめぐる人たちのお話。


* * * * *


なぜだか昔から、余分のものが好きです。
それはたとえば誰かのことを知りたいと思ったら、その人の名前とか年齢とか職業とかではなく、その人が朝なにを食べるのか、とか、どこの歯みがきを使っているのか、とか、子どものころ理科と社会とどっちが得意だったのか、とか、喫茶店で紅茶を注文することとコーヒーを注文することとどちらが多いのか、とか、そんなことばかりに興味を持ってしまうということです。
余分なこと、無駄なこと、役に立たないこと。そういうものばかりでできている小説が書きたかった。
余分な時間ほど美しい時間はないと思っています。
そうして、これはたくさんの余分な時間を共有してきた二人の物語です。二人と二人をめぐる人々の、日々の余分の物語。

---- 江國香織「ホリー・ガーデン」あとがきより抜粋




















natsukinoki






2014/08/16

山陰旅行










ここ2,3年、夏は岡山を中心に西日本を旅している。
彼のおばあちゃんが岡山に住んでいることもあるけど、瀬戸内の島々といい、今まで行ったことがなかった魅力的な場所が西日本にはたくさんあるから。

今から3年前、初めて瀬戸内の島々を訪れた。直島と女木島。去年は小豆島。
そして今年は鳥取へ。砂丘に行きたかった。あと、植田正治さんの美術館も。
彼も珍しく休みがたくさんとれたので、鳥取を端から端まで、ゆっくり。

1枚目の写真が皆生温泉であとは砂丘。
なんだかピントの合っていない、ぼんやりした写真ばかり。
旅行中、ほとんど曇りだったせいもあるけれど、それにしても・・・。


鳥取は街も海も山も、なんとなく寂しいかんじがした。お盆でそれなりに観光客もいたけど、なんだろう、あの色褪せたかんじは。← 良い意味で!私は好き。

ただ、境港はすごく活気があって(ゲゲゲの鬼太郎の街!)
そうそう、この日はお天気も良くて。
子どもに混じって大の大人が大はしゃぎ。
私、こんなに鬼太郎好きだったっけ?と思うほど。

鬼太郎スタンプラリーは彼が頑張ってくれて制覇しました、よ。






移動はもっぱら電車の旅。
一両とか二両編成で、だいたい空いてて。田んぼと海と山と、あと時々いる白い大きな鳥。(サギかな?)

ぼーとする時間がたくさんあって、それはそれは良かった。


こうやって旅できること

その土地の美味しいものを食べれること、きれいな景色を見れること、親切な人に出会えること、自分とゆっくり向き合えること。

それは、元気だからできること、平和だからできること、素晴らしい、本当に。

また来年の夏も、その次の夏も旅したい。

私はどんどん歳をとるけれど、なるべく健康で元気でいたい。
そしてこの平和な日本がいつまでも、ずっとずっと続くように、切に願っている。

そして、願ってるだけじゃなくて、何かしなくては、とも思っている。

大きなことはできないけれど、自分にできること、から。
























natsukinoki