2012/03/02

ひなあられのお話




彼が昨日、ひなあられを買ってきた。
そういえば、彼と付き合って間もない頃、同じように ひなあられ をもらったことがあった。
それは、もう何年も前の話。
まだ私たちが華々しい(?)キャンパスライフを送っていた頃。
その時はちょうど遠距離恋愛中で、私が当時アルバイトをしていたスキー場に、わざわざ宅急便で送ってくれたのだ。 ひなあられ を。 もちろん、贈り物の中身はそれ以外にもあったのだけど、今、思い出として残っているのは、ひなあられ だけ。


「最近、なっちゃんのこと 女の子として あんまり接してなかったかなぁ、って思って」
帰ってきた彼がそう言って、ひなあられを私にくれた。
確かに・・・。
自分にも反省する点は多々ある。
でも、この ひなあられ をもらった瞬間、「女の子」としての自覚が一気に花開き、(まさに上の写真の梅の花のように!)  なんだか急に きゅん とした。

あぁ、私は女の子なんだ。
女の子、女の子、あぁ、うれしいな、女の子。

ちょうど彼のズボンが破れていたので、はりきって縫い物をした。
糸と針でせっせと縫ったのだけど、ぶきっちょだから、あんまりうまくできなかった。
それでも、彼は喜んでくれた。たぶん。
だから、私も嬉しかった。


っていう、のろけ話なんだけど、ひなあられ一つでこんなにもテンションが上がるとは。
不思議。というか、単純。

でも、世の男性は、ぜひ愛する彼女、奥さまに ひなあられ を贈ってみてほしい。
ホワイトデーを前にして、思いがけないプレゼントに彼女はきっと大喜びするだろう。 たぶん。
極めつきに ひな人形 もプレゼントしたら・・・ どんな反応をするのか、教えてください。

natsukinoki

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